Mindful Farm   

 

マインドフルファーム－有機農業・菜食・仏法のコミュニティ－は、チェンマイ市から北西に75キロ離れた、サムン郡の静かな谷間にあります。元僧侶のピーナンと日本人の紀子、娘の野ばら（2011年生まれ）の3人家族が暮らしています。

 

2011年の開園からこれまでボランティアとしてファームに来られた方は世界各国から2000人にのぼります。自然の中でともに働き、いっしょに料理し、家族のように食卓をかこみます。同時にこのファームは地元のタイ人にも開かれた場であり、世界各国からのボランティアとお互いにエンパワー（力づける）し、平和な世界をめざしてともに働くサンガでもあります。

 

ファームでは「マインドフルネス」が日々の生活の中に生きています。マインドフルネスとは仏教や瞑想と関連して使われる用語ですが、過去でも将来でもない、今この瞬間を生きることを意味します。言いかえれば、今自分がしていることひとつひとつに意識を向け集中することです。マインドフルネスを心に育むため、ファームでは瞑想の時間を大切にしています。

 

母なる地球を守るためには、有機農業と菜食を選択する他ないと私たちは考えています。ティック　ナット　ハンは、マインドフルネスは行動をともなわなければならないと言っています。未来の子どもたちによりよい世界を手渡せるよう、日々マインドフルネスをもって働く－それによって心のなかに平和をつくることができると考えています。